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いよいよ染め本番!モッシェド草木染め奮闘記vol.2

染めの工程を進めていく編集部員。どんな色が出るか想像しながらじっくり染色します。トップバッターである菜の花染めはまさかの結果に…!?

July 18, 2025

今回集めた素材はこの5つ!

染める布は麻の生地です。

素材のほかに、豆乳ミョウバンも用意しました。

簡単な作り方と工程を解説しながら菜の花染めを進めます! 様々なやり方があるのですが、身近なスーパーなどで手に入りやすい材料を使った染色方法を紹介します!

草木染めの大まかな工程

  1. 精錬
  2. 下地処理
  3. 色素抽出
  4. 染色
  5. 媒染
  6. 乾燥

1.精錬

まずはじめに、布を中性洗剤で洗い、脱水します。

この作業で布に付着しているゴミや汚れを取り除きます。

2.下地処理

草木染めの素材が「動物繊維」か「植物繊維」かで この下地処理の有無が変わります。

草木の色素は、生地に含まれる「タンパク質」と結びつきます。 動物繊維(絹や羊毛など)はタンパク質が含まれているため、下地処理なしで染色できます。 植物繊維(麻や綿など)はタンパク質が含まれていないため、人工的にタンパク質を補う必要が あります。 化学繊維は染まらないので、注意してください。

今回使う麻は植物繊維のため、下地処理を行います。 下地処理に必要なものはコチラ!

無調整豆乳!

なんと、スーパーなどに売っている無調整豆乳で下地処理ができてしまいます。 この豆乳を水と1:1で混ぜ、生地を30分ほど浸します。

30分経ったら水ですすがずにしっかり絞り、乾燥させます。

3.色素抽出

いよいよ染色の工程!上手く染まるかドキドキ…! まずは採集した素材を30分から1時間煮込んで、染色液を作ります。

鉄やアルミの鍋を使うと、金属成分が染色液に影響してしまうため、 ステンレス製の鍋を使用しましょう。

煮込み終わったら、菜の花を取り除き、染色液を濾します。

4.染色

いよいよ染色に移ります!

染色液が熱いうちに、生地を濡らさずに染色液に投入!

むらにならないよう、時々ひっくり返しながら30分ほど弱火で煮込みます。

煮込み終わったら水でゆすぎ、しっかり絞ります。

5.媒染

染色した布の色は、媒染処理しないと色落ちが早くなります。

色落ちを防ぐために、金属と反応させて色素を定着させます。

媒染に使う金属には種類があります。代表的なものは以下の3つです。

アルミ媒染…素材そのものの明るい発色になります。
鉄媒染…暗い発色になります。色合いを落ち着かせたいときに。
銅媒染…茶色っぽい仕上がりになります。

今回は、材料がスーパーなどでも手に入りやすいミョウバンを使い、アルミ媒染を行います!

40℃~50℃の、布がゆったり浸かる量のお湯を用意し、 お湯1Lに対し、焼ミョウバン3gを溶かします。 完全に溶けたら、染色した生地を入れ、20分ほど漬けておきます。

ムラにならないように、ひっくり返しながら漬けます。

最後に水洗いして乾燥させれば完成です。

染まってるかな~?

…染まってない…だと…

なぜ…?どこで何を間違えたのか…

初めての草木染めは失敗に終わった。どうする?庄司! どうなる?草木染め!
この記事を書いたヒト
エンドウ ジュン
ライター/カメラ:酒田在住。
庄内の美味しい食べ物をこよなく愛しています。
故にダイエット中ですが結果は出ていません。
この記事を書いたヒト
石澤 マナカ
デザイナー/ライター:純度100%の鶴岡市民
「何事も見て・やってみる」がモットーです。
民芸品や立体造形に興味があります。
この記事を書いたヒト
長澤 久美
ライター:酒田在住の一児の母、子育て奮闘中
大食いなのでいろんなお店へ通っています。
いろんな人の話を聞くのが好きです。
この記事を書いたヒト
庄司 あやの
デザイナー/ライター:生粋の酒田っ子。
食べることが大好きなため食事制限を諦め運動中。
自然と動物に毎日夢中。
この記事を書いたヒト
佐藤 太一
ライター/カメラ:3年前に仙台から移住。
住居の目の前がお墓で夜が少し怖い。
ビジネスホテルでお湯を沸かすのが好き。
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