MOTCHED!NATURE
一発目の菜の花染めが上手くいかず何度も実験の繰り返し。すると、失敗要因が見えてきた!モッシェド編集部、悲願の草木染め成功へ…!?
July 18, 2025
始めての草木染めに意気揚々と取り掛かるが 結果初回は染まらないという結果に…
染まらず落ち込んでいる私に気を使って カメラマンが黄色ライトに切り替えてくれました…笑
染まらなかったでは終われない…! 今までの工程を丁寧に、やり方を少しずつ模索して原因を探ってみました。 色々な方法で試してみたところ…
はじめ、染めたい気持ちが先行しすぎて豆乳につけた後の「乾燥作業」を始めはすっぽかして進めました。 なんでだなんでだと色々試し、下地処理を一から丁寧にしてみたところ、染まりが急激に良くなり解決。 おそらくタンパク質が定着していなかったのだと思います。
はじめは菜の花の花弁周辺を採集して染めていましたが、量が少ないために色素があまり抽出できませんでした。
花弁だけではそんなに大量の素材を取れない…と思って調べていたところ、 茎を入れても染色液が作れるとのこと!
茎もいけるの…!?と目から鱗。早速、再度染色液を煮出してみました!
再度染めてみました。
これでどうだ…
花弁の周りだけでは染色液が濃くならなかったようです。
染まらない原因を探ってちゃんと染色できると、やっぱり感動…!
庄内の旬の味覚、孟宗。 たけのこの皮も色がよく出るようです。早速煮出してみると…
赤茶色の染色液に!綺麗な赤茶の生地に染まりそうと思ったのも束の間、 生地に媒染液に浸していると、グレーに変化しました! 染色液の色からは予想できなかった結果に…!
木の枝って濃い色で、よく染まりそう… あわよくばピンク色が出ないかな…!?と思いながら色素を抽出してみます
濃い茶色の染色液ができました! 煮込んでいる間、桜のいい香りが部屋を立ち込め、 予想外なところで春を感じ、とても心地よい気分になりました!
思っていたピンク色には流石にならなかったか…と思い調べてみると、桜の時期に落ちている、 蕾付近の枝を煮るとピンク色の染色液ができるとのこと。 採集する時期も色に影響するのか…!
身近な野菜の代表格、なす。スーパーでも手に入れやすい上に、見るからに濃い紫が出そうで、期待大…!
濃い赤茶色の染色液ができました! 孟宗の染色液と色味がかなり近い印象です。 これを染めてみると…
赤みのグレーになりました!
なすは染色一回、三回、ミョウバン入り染色液一回で染めてみました。 同じ素材でも、染め方や染色回数によって違う表情が見れて奥深い…!
ちょっと草木からは離れて…
オシャレな色になりそうだと感じたコーヒーのでがらし!
コーヒーは少量の出涸らしでも水に色がつき、 三杯分くらいの出涸らしで濃い染色液ができました。
果たしてちゃんと麻に染まってくれるのか…!
しっかり染まってくれました…!
桜の枝とコーヒーが茶色に染まったものの、 微妙に違う色に染まりました!
比べてみると、桜の枝の方が黄味が強いです。 同じ茶色でも、使う素材で色合いや風合いも変わってきます。 様々な素材で染めていくたびに、草木染めに二つとして同じ色は無いということを今回実感しました。
失敗は多少あったものの、最終的に全ての素材で染められたので 大成功と言っても良いのではないでしょうか…! 素材によって色がひとつひとつ違うのは面白いですし、 気になる素材があったら染めて実験してみるのもいいですね!
草木染めは天然繊維であれば染められるので、 衣類やタオル、ハンカチ、バッグ…可能性は無限大に広がります。
今回は染めた布を使って、「モッシェドくんぬい」を色別に製作します!5種類の色のモッシェドくん、可愛いに違いない!!
染めた布、わた、フェルト型抜きシールを使ってぬいぐるみを作ります。 はじめにモッシェドくんの型紙を作り、染めた布に転写して切り抜きます。
転写した布を切り取り、縫い合わせていきます。
生地を裏返したら手芸ワタを詰め込んで、塗って塞いだら…
季節別のモッシェドくんも作ってみたい…!
草木染めは、普段意識しない自然や食材に目を向けるきっかけになりました。
夏には夏の野菜…秋にはもみじ…
季節ごとに染めてみたいものが今では山ほど浮かびます。
季節の植物や地域性のある食材で、自由研究として実験したり、庄内の色見本長を作ってみても楽しそうです!
まだまだ未熟ですが、様々な植物と触れ合い、染めた布の色合いを楽しめるよう実験をさらに繰り返していきたいですね。
みなさんも、自然が豊富な今の時期に、ぜひ草木染めにチャレンジしてみてください!
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