
MOTCHED!CREATE
庄内浜で夏の思い出としてシーグラスを拾った編集部員は、「この美しさをアクセサリーにできないだろうか…?」と考え、加工できる工房探しへ!探して見つけたのは、庄内浜のシーグラスでファビュラスなアクセサリーを作る、「BellEca Rain(ベルエカ レイン)」さん。我々の夏の思い出が麗しいアクセサリーに生まれ変わります!
November 7, 2025
気温がどんどん下がっていき、かつてあった夏の熱気が恋しくなる季節。
そんな夏としばしの別れを告げるべく、編集部が向かった先は…

あんなに暑い暑いと言って夏の熱気を煙たがっていたのに、秋の虫が鳴く頃にはなぜこうも切ない気持ちで溢れてしまうのでしょう。
人間ってほんとワガママ…
流れ着いた貝殻や石を眺めながら歩いていると、自然と目に飛び込んでくる、カラフルで綺麗なシーグラスがたくさん落ちていることに気がつきました。綺麗なものって、ついつい拾ってしまいたくなりますよね。


海にいくとついつい集めたくなるシーグラス。たくさん拾って大満足…
…にしても綺麗だな…
…この美しさを、身に纏ってみたいな…
という気持ちが芽生え、すぐさまシーグラスを加工していただける工房を探し始めました。
探し始めてすぐに、とあるファビュラスなアクセサリーを制作している工房を発見。


その方のページを見て、その「アクセサリーの美しさ」と「制作者の方のキャラクターの強さ」に一瞬で心を奪われた編集部。
早速ご連絡してその方のもとを尋ねました。
訪れたのは、庄内浜のシーグラスを使ってアクセサリー制作をされている、カルべユカさん。
「BellEca Rain(ベルエカ レイン)」というショップとして県内外のイベントやお店でアクセサリーを販売しているとのことです。


カルべさんは漫画「ベルサイユのばら」にインスピレーションを受け、数々のアクセサリー制作をされています。
どれも個性的な輝きを放っており、まさに「ベルばら」の世界観を閉じ込めたような美しさ。
我々が拾ってきた大量のシーグラスを持ち込み、早速机の上に広げます。

今回は複数のシーグラスを組み合わせて、アクセサリーを作っていただきます。
一つはピアス、もう一つはリング。早速材料となるシーグラスを選びに入ります。
人によっては、シーグラスの形や質感が残っていた方が好みの方もいれば、完全に質感を消して色の輝きのみを求める方もいらっしゃるそうです。ガラスそのものの輝きのみでも美しいですが、形を残してもなお漂流した痕跡が活きて輝きを放つのもシーグラスの魅力です。
せっかくなのでシーグラスの形を活かしたアクセサリーにと考え、同じ様な大きさのシーグラスを三つ繋げ合わせた形態に決めました。

水色系のシーグラスを選別する中でよくよく見比べてみると、水色は水色でも、ものによって色が微妙に違っています。全く同じ水色がないため、好きな組み合わせを無限に探せてしまい、シーグラス選びの段階でかなり悩む形に…。
でも、より綺麗に見える青の組み合わせを探すのが楽しい!迷いに迷いながら、シーグラスの色を決めました。

茶色系のシーグラスと緑系のシーグラスを組み合わせると秋っぽい色合いも作ることができると発覚!組み合わせ次第で新たな魅力を放つことを知り、シーグラスの奥深さを感じます。
早速カルべさんの作業部屋にお邪魔し、制作の様子を見せていただきます。
を繰り返して制作を進めます。
はじめにシーグラス同士をレジンで接着させ、固定させる作業です。

目にも止まらぬ速さで作業を進めています。ひとつのアクセサリーにつき大体20分ほどの時間がかかるとのことです。
「普段は複数個を工程毎に制作を進めています。イベント前は大量にアクセサリーを制作するので、この作業部屋が魔窟になります(笑)」
接着したシーグラスをコーティングして、シーグラスや接着部分の凹凸を無くしていきます。
その時にピアス用のパーツもレジンで接着し、その後接着部分を覆うようにレジンを塗布し、アクセサリーとしての強度を高めます。


三つのシーグラスの中心に、アクセントのために金箔を貼っていきます。
金箔はかなり軽いため、風で飛んでいってしまうこともしばしばあるそう…(笑)。


最後に全体に、トップコートとしてサラサラしたテクスチャのレジンでコーティングして、完成になります!

…完成間際、数々のパーツが収納された棚を眺めていたら、大きい華やかなバラのパーツが…
バラのパーツ素敵ですね〜…とうっとりしながら呟くと、なんとカルべさんが
「ピアスのキャッチ部分にバラのパーツをつけて、気分によって組み合わせできるようにしますよ」
と素敵な提案をしていただきました…!
キャッチとバラのパーツを丸カンで繋ぐ作業を行います。丸カンをペンチで広げ、バラのパーツとキャッチの穴に通し、丸カンをペンチで閉じると、キャッチとパーツが一体になります。


バラのキャッチを青のピアスと合わせて完成です!

海の輝きを永遠に閉じ込めたような麗しい青でありながら、ツユクサのような可憐な奥ゆかしさも感じる素敵な作品に仕上げていただきました…!
キャッチから垂れるバラが揺れるのを感じるたびに、自分は実はロココ時代のどこかの国の王太子妃なのではないかと錯覚してしまうほどの美しさです。



カルべさんはツユクサをイメージしながらこの作品を制作したそう。
「選んだシーグラスで作っているうちにイメージが出てきたのは、やっぱりお花ですね。身の周りにある自然のものや好きな作品を見て、インスピレーションを受けながらいつも制作しています。」
さらに、茶色2種類、カーキ色のシーグラスを使って、リングを作っていただきます。シーグラスでできると思わなかった配色に、完成の想像をして期待が膨らみます…!
ピアスと同じように、三つのシーグラスをレジンで接着させます。

同様に金箔を貼り、サージカルステンレスのリングに接着させます。

最後にコーティングをして完成です!


青系のイメージが多いシーグラスですが、あえて茶系とカーキ系を使うことで秋の訪れが感じられるアクセサリーが完成しました!秋の葉を指先に纏い、熱いショコラを飲む様子を思い浮かべて、なんて絵になるリング…と想像してしまいます。モッシェドチームも思わず「秋ですわね…」と呟きます。

さらに、制作中にカルべさんが様々な型を見せてくださいました。その中でもひときわ目をひく、「バラの型」…!
この型を使えば必ずや美しいアクセサリーが…とうっとりして目を輝かせてしまった私にカルべさんが気づいてくださり、小さめのシーグラス複数個を使ってバラ型のピアスを作っていただくことに…!


型にレジンを流し込み、その上に小さいシーグラスを数個入れ、さらに上からレジンを流し込みます。
それを硬化したら、型から外します。

そして、裏面にピアス用のパーツをレジンで接着させて完成です!

透明感がありつつも、奥に鮮やかな色味が光る優美さを持つバラになりました。
その唯一無二の美しさに、思わずため息が漏れ出てしまいます…マリーアントワネットがフランスに嫁いできた時、その美しさに感嘆したフランス国民の感情が今ならわかります。


なんと贅沢なことに、美しいアクセサリーを三つも作っていただきました!
海に行って、何も考えずに拾った大量のシーグラスからこんなにも素敵なアクセサリーに生まれ変わるのだと、信じられない気持ちです。
このアクセサリーに使われている素材全てが綺麗…と美しさゆえ直感的に感じてしまいましたが、実際使われているシーグラスは「海で拾ったもの」だということを思い出しました。
美しいアクセサリーが次々と生まれていくと同時に、それだけ多くのガラスが海を流れ、シーグラスとして浜辺に漂着している現実もあるのだと感じました。
海洋ゴミの問題は深刻ですが、こうした形で美しいものに生まれ変わらせることで、よりその問題が身近に感じられますし、自分でも「何かできることは…?」と考えるきっかけにもなりました。


夏の思い出や我々人間が抱える問題をアクセサリーとして、自分の身体に纏わせ昇華させる貴重な体験ができました。
新たな輝きを持って生まれ変わったシーグラスが様々な表情を見せてくれますので、もう夏が遠ざかっても寂しくありません。







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