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【ギリギリラストスパート】まだ間に合う!春の山菜を食べよう!簡単で美味しい調理法をご紹介

今年の「春の山菜」シーズンはもうすぐ終了です。いっぱい食べた!という人も、そういえばまだだった…という人も、今が旬の味わいを楽しめるラストスパート!シンプルで美味しい調理法を紹介しますので、ぜひ食卓に加えてみてください。

May 20, 2025

‍まだもう少し楽しめる「春の山菜」

前回、鶴岡に住む山菜名人・土岐さんのもとを訪ねたモッシェド編集部。

山菜を育て、管理している山を案内していただき、タラの芽やワラビなどたくさんの山菜をおすそ分けしていただきました。

種類にもよりますが、春の山菜が出回るのはだいたい6月頃まで。

つまり、味わうなら今がギリギリのラストスパートなのです!

そこで今回、手軽に美味しく作れる山菜の調理法をご紹介します。

「そういえばまだ食べていなかった…」
「もうとっく食べたけど、もっと味わいたい!」

そんな人はぜひ、“今が旬”の味わいを楽しんでください。

◎定番にして究極!「タラの芽の天ぷら」

3月~5月が旬のタラの芽。日持ちがしないため、採取されたタラの芽はなるべく早めに食べましょう。イチ推しの食べ方はずばり「天ぷら」。あく抜きの必要もなく、新鮮な味わいを存分に満喫できます。

【調理の手順】

タラの芽のはかま(外側の堅い皮)をはずし、根本も軽く切ります。
タラの芽を天ぷら粉にまぶして、衣をつけます。
高温の油で1分半ほど揚げて、できあがり。
揚げたてのタラの芽の天ぷらは柔らかな食感と豊かな香り、そしてかすかなほろ苦さがありながらもクセがない優しい味わいが楽しめます。タラの芽そのものの風味を堪能するためにも、味付けは塩を軽くつける程度が◎

◎おつまみにピッタリ!「ワラビのおひたし」

天然物のワラビは5月から7月にかけて収穫の最盛期を迎えます。食べるためにはあく抜きが必要です。頭の開いた部分と根本の堅い部分を削除し、重曹を溶かしたお湯につけてしっかりとあく抜きをしましょう。シャキシャキとした食感とねばりが特徴なので、おひたしにして食べるのがおすすめです。

【調理の手順】

あく抜きしたワラビを食べやすい大きさ(3㎝程度)に切ります。
切ったわらびに鷹の爪をお好みで加えて、だししょうゆに漬け込みます。(「キッコーマン削りたてかつお節香るだししょうゆ」を使えば、短い時間で美味しくカンタンに仕上がるのでおすすめ!)だししょうゆが程よく染み渡ったら完成です。
ワラビ特有の歯ごたえと粘りのある食感がだししょうゆとマッチし、ご飯のお供やお酒のおつまみにピッタリ!山の豊かな自然を感じさせる爽やかな味わいはまさに山菜ならでは。いつもの食卓で気軽に「山の幸」が楽しめます。

◎天ぷらもおひたしも、どちらも美味しい万能選手・赤コゴミ

茎が緑のものを青コゴミ、赤褐色のものを赤コゴミと呼び、4月から5月にかけて収穫されます。今回使う赤コゴミは別名アブラコゴミとも言われ、ナッツのようなコクと香ばしさが特徴。天ぷらとおひたしなら、とれたての赤コゴミの美味しさを存分に満喫できます。

【調理の手順・天ぷら】

天ぷら粉にまぶし、衣をつけます。
高温の油で2分ほど揚げて、できあがり。
赤コゴミの香ばしさが天ぷらにすることによってさらに引き立ち、味わい豊かな食べごたえのある一品に。お好みで塩を振っても良いですが、あえて何もつけずに山菜そのものの味を楽しむのもまた一興です。

【調理の手順・おひたし】

くるりと丸まった先端部分と茎を切り分け、茎を沸騰したお湯で1~2分ほど茹でます。
茹でた茎に先端部分を加えてだししょうゆに漬け込み、程よく染み渡ったら完成。
赤コゴミのコリコリとした歯ごたえとコクのある旨味はまさに“ビールのお供”。ワラビとはまた異なる風味と食感なので、食べ比べをすると2つの山菜の違いが楽しめます。

◎独特の青臭さがクセになる!?フキの炒め物

3月頃に芽吹く若い花芽はフキノトウとしておなじみ。葉柄の部分は青々とした独特の香りと苦味を持ち、好みが分かれる山菜でもあります。炒め物にすることで苦味がまろやかになり、フキ特有の風味を楽しむことができます。

【調理の手順】

まな板にフキを並べ、軽く塩をふって手のひらで転がします(板ずり)。
沸騰したお湯にいれて2~3分ほど茹で、その後冷水で熱とりをします。
フキの皮を丁寧に剥いていきます。
フライパンに油を引いて中火にし、1~2分程度フキと炒めます。(お好みで鷹の爪を加えます)みりん大さじ1杯、砂糖小さじ1杯、だししょうゆ大さじ1杯を目安に加えて煮詰めていき、水分を飛ばしたらできあがり。
炒めることで独特の風味を残したまま、柔らかく、食べやすく仕上がりました。このまま食べても美味しいですが、ごま油を加えたり、豚肉と一緒に炒めたりと、お好みに合わせてアレンジが楽しめるのもフキの魅力です。

おかずに一品「山の幸」を

その味わいも見た目も個性的な山菜。しかし実際に調理し、食べてみて感じたのはご飯との相性も良く、じつは「もう一品加えたい」ときにピッタリの食材だということ。

季節ごとの旬の味わいを楽しめることも、この地域で暮らす醍醐味。

まだまだ間に合う「山の幸」をぜひ食卓で味わってみてください。

この記事を書いたヒト
エンドウ ジュン
ライター/カメラ:酒田在住。
庄内の美味しい食べ物をこよなく愛しています。
故にダイエット中ですが結果は出ていません。
この記事を書いたヒト
石澤 マナカ
デザイナー/ライター:純度100%の鶴岡市民
「何事も見て・やってみる」がモットーです。
民芸品や立体造形に興味があります。
この記事を書いたヒト
長澤 久美
ライター:酒田在住の一児の母、子育て奮闘中
大食いなのでいろんなお店へ通っています。
いろんな人の話を聞くのが好きです。
この記事を書いたヒト
庄司 あやの
デザイナー/ライター:生粋の酒田っ子。
食べることが大好きなため食事制限を諦め運動中。
自然と動物に毎日夢中。
この記事を書いたヒト
佐藤 太一
ライター/カメラ:3年前に仙台から移住。
住居の目の前がお墓で夜が少し怖い。
ビジネスホテルでお湯を沸かすのが好き。
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